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■サンダルウッド
甘くエキゾチックな香りが、こころやからだの痛みを緩和してくれます。神経の緊張と不安をやわらげ、気分をおちつかせてくれるので、心配事があって眠れないときなどは、心をリラックスさせてくれます。又、喉の痛みをやわらげ、せきを鎮めてくれます。肌に対しては、柔軟にする効果があり、
老化肌、乾燥性湿疹に有用です。又、殺菌消毒作用があるので、ニキビや、かゆみなどお肌のトラブルにも有用です。そして、香りが長く継続するため、化粧品にもよく使われます。
使用するときの注意点としては、衣類につくと、香りがなかなかぬけませんので気をつけてください。そして、抑うつ状態のときは、よけいに気分がめいるので避けましょう。

■紫蘇（シソ）
さわやかな香りのするシソは、なんともいえない心地いい気持ちになります。
青ジソは食欲増進や殺菌作用があり、ビタミン、ミネラルも豊富で、特にカロチンとカルシウムは野菜でトップクラスの含有量です。赤ジソは無機質、カルシウムが多い、すぐれた和製ハーブです。
効能としては、シソの葉が興奮性発汗、解熱、鎮痛、利尿などによく、寒冒、消化不良、悪寒などの症状に用いられます。また、アレルギー発症時の悪化原因の物質の量を適度に抑制し、調整する働きがあるので、アトピー、花粉症、喘息などのアレルギーによる諸症状を優しく緩和してくれる可能性があります。
昔は、咳止めや、健胃薬として用いられていました。
このように、栄養価は高いのですが、一般に薬味として使われています。香付けやつき合わせとして少量用いるだけでなく、サラダの材料にしたりして、食卓でどんどん活用していきましょう。

■セイヨウタンポポ
市街地でよく見かける雑草、セイヨウタンポポは、誕生日の花束にはなりにくくても、体には良い事づくめの有用植物です。摘んで利用すれば、雑草から野菜、そして薬草に格上げされます。セイヨウタンポポの薬草としての歴史は意外と新しく、有名になったのは１６世紀頃になってからで、数名の医学者がその利尿作用を認めたことに始まります。体の中の余分な水分を排出してくれるのです。
腎臓、膀胱の働きを高める作用は特筆すべきものがあり、リウマチ、膀胱炎、痛風やむくみをともなう肝臓疾患に、薬草療法として特に処方されます。春先の葉にはビタミンA、B、Cやカリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれるので、生葉をサラダにして食べると、肝臓、胆のう、腎臓、膀胱の機能を高めます。

■花はサラダ、若菜はおひたしやオイル&ビネガーに。
　「マーシュマロウ」
根は煮出してハーブティーにすると咳止めや不眠解消に効果的です。花も美しく、さわやかに庭を彩るハーブです。
マーシュマロウは、1~2メートルにもなる植物で、和名は、ビロードアオイといいます。名前のとおりアオイ科の植物です。茎や葉はビロードのような感触があり、花はピンクや白の優しい色合いです。晩夏から初秋にかけて花壇を彩ります。
マーシュマロウは古代ギリシャ時代から薬用植物として用いられてきました。マーシュマロウの根には鎮静作用に優れた成分が含まれており、粘り強い糖質を多く含んでおり、これはアオイ科に属する多くの植物の共通する特徴です。
マーシュマロウの葉をゆでたり、根を水に浸しておくと粘液がとれます。これは、乾燥気味の肌やパサついた髪の保湿剤として利用できます。組織を柔らかくして、潤いと艶をあたえるので、女性には嬉しいハーブです。また、乾燥させた根を煎じて飲むと咳やたんを止めたり、胃炎や膀胱炎に効果があると言われています。

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