ポインセチアはクリスマスの代表的な植物です。このシーズンになると街のあちらこちらで飾られます。
ポインセチアの歴史を教えて下さい。
ポインセチアはメキシコなど中南米が原産で現在のように広く園芸用として栽培されるようになったのは19世紀になってからです。明治の初めに日本に入ってきた時も西洋式の温室を持った小石川植物園で栽培されたという記録が残っています。茨城県にある筑波実験植物園にはおそらく日本で一番長寿ではないかと言われているポインセチアがあり30年以上元気に育ち続けているそうです。
ポインセチアの置き場所について教えて下さい。
日光を好む植物なので日当たりの良い場所に置いてください。五月頃、新芽が出てき始めたらじょじょに外の環境に慣らし始めましょう。盛夏を除いては十分に日光に当てるようにした方が丈夫に育ちます。
毎年楽しみたいのですが注意することはありますか。
ポインセチアは短日性の植物で、1日のうちで夜のように暗い状態が13時間以上になると開花します。この事を知らずに夜間明るい室内に置いてしまっていると、いつまでたっても「咲かない」ポインセチアになってしまいます。9月上旬夕方5時から朝7時までダンボールで覆います。暗い状態を毎日つくるのは大変ですが開花した時の感動もひとしおです。一度は自分の元で越冬させて真っ赤なポインセチアを育ててみたいですね。