オリーブの木に元気がないときの対処についてですが、どのような症状がおきていますか?
風に揺れてきらきらと輝く銀白色!オリーブは古代ギリシャ時代から生命の象徴とされてきました。有名なノアの箱舟もオリーブの木の強くたくましい生命力を示しています。あなたのお家のシンボルツリーにいかがですか?
株元に穴があり、オガクズ状の粉が落ちています。どうしたらいいですか?
オリーブの天敵、オリーブアナアキゾウムシのしわざです。放っておくと葉が黄色くなって、株そのものが枯れてしまいます。スミチオン乳剤で消毒すると効果があらわれます。
オリーブアナンキゾウムシってどんな虫ですか?
モクセイ科であるオリーブの天敵で成虫はゾウの鼻のような口がついています。活動時期は4月〜11月まででピークは7月です。冬季には樹皮下や枯れ枝の下で3〜4年越冬し卵を産みふ化します。ねずみ講式に増殖していきますので見つけたらすぐに退治をしましょう。
葉が黄色に変色してパラパラと落ち始めました。どうしてでしょうか?
これは、生育環境が悪化している可能性があります。水不足、肥料切れ、根づまり、水はけが悪いなどです。ムシや病気の気配がなければこの項目を注意してみましょう。
葉先の半分が茶色くなって枯れてしまっています。どうしてでしょうか?
葉の先がちょうど半分ほど茶色く枯れたときは、マンガン、鉄、マグネシウムなどの微量要素が不足している合図です。肥料を補いましょう。
せっかくなったオリーブの実ですがシミのようなものがあります。
それは、炭疽病です。大型の実をつける品種に発生しやすく、徐々に斑点が広がっていきます。病気になった実は早めに取り除き、落ちた実は拾って病気が広がらないように注意します。日ごろから風通しましょう。