こんにちは、サトコお母さんです。
グリーンフィールドの庭も、すっかり秋色に模様替えしました。皆さま、お変わりありませんか?
今年は暑い夏がいつまで続くかと思っていたら、台風が次から次にやってきて本当におかしな年ですね。
そして先日の台風23号は、西脇市や周辺の地域にとんでもない被害をもたらしました。加古川の堤防が決壊し、私も生まれて初めて自主避難勧告を受けました。最初は驚きましたが、何せ生まれて初めてのことなので、どうしていいのか分からず、様子を見ながら、自宅で待機していました。そうこうしているうちに友達から「今、家にいるんだけど、一階が川みたいになっている。冷蔵庫が浮いている!!」というようなショッキングな電話があり、その後あちこちから同じような電話がかかってきて、何ともいえない恐怖と不安の中、ドキドキしながら一夜を過ごしました。
幸い私の家に被害はありませんでしたが、翌日、私の親戚の家の一階が、すべて水につかってしまい大変なことになっている、という連絡が入りました。
なんとか私にできることがあれば協力しなければ・・・
そんな思いで、私もすぐに駆けつけ、親戚の人と一緒に、すべての畳を処分し、下に敷いてある板を上げ、何回も洗いました。洗っても洗っても、乾いたら白く浮き上がってくる泥。そして知らない間に床から湧き上がってくる水。食器棚、テーブル、椅子などもすべて捨てました。
本当に大変な作業です。でもこんな大変な時だから、東京や大阪から従兄弟たちも手伝いに帰ってきていましたし、昔一緒に遊んだ近所の人たちに出会ったりと、懐かしい顔を見ることもできました。
みんなで力をあわせて、次々に物を運び出していきます。お天気が良かったので、作業もしやすかったようです。そしてあたりを見渡すと、いつの間にか中学生、高校生などボランティアの人たちがたくさん手伝いに来てくれていました。みんな泥だらけになりながら、てきぱきと動いてくれます。「足元が悪いので気をつけてね」という声も聞こえます。世の中捨てたものではありません。近頃の若い子は・・・なんて言葉をよく耳にしますが、近頃の若い子は一生懸命にがんばってくれていました。
台風23号の被害は想像をはるかに越えるものでしたが、そんな中で、温かい人と人とのふれあい、そして助け合い、人間としてのモラルなど、当たり前の事なんだけど、普段忘れてしまいがちな大切な事を、改めて思いおこさせられました。
まだまだ復興までには時間がかかると思いますが、これからも出来る限り協力していきたいと思います。皆さんがんばりましょう。
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