こんにちは、いつも元気なサトコお母さんでーす。
朝夕が冷え込み、空がぐんと高くなって、秋が深まってきましたね。
11月といえば、本格的な紅葉のシーズン、紅葉といえば、もちろん“もみじ”。
京都へ行くと嵐山、金閣寺、大原などの、もみじの名所がたくさんありますが・・・
私にとって、もみじといえば、やっぱり「西林寺」(さいりんじ)ですね。
そこで、今月は西脇市の名所の1つ、西林寺をご紹介したいと思います。
みなさん西林寺をご存知ですか? |
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私は子供の頃、西林寺のすぐ近くに住んでいました。そして、いつも友達と西林寺の境内で、毎日、毎日、暗くなるまで、走り回って遊んでいました。(はっきりいっておてんば娘でした!)そんなわけで、春は桜から始まり、あじさい、もみじ、どんぐり、椿と、いつも季節の美しさを身近に肌で感じて育ちました。だから、毎年この季節になると、西林寺の真っ赤なもみじが見たくなるんですよね。
西林寺の玄関である、仁王門には、堂々とした量感のある仁王像が、裏には、増長天と持国王が安置されています。子供の頃、夏休みの絵の宿題は、いつも仁王像や、そこから見える風景を描いていたものです。そして、親の言うことを聞かなかったりしたら、「仁王さんとこへ、連れて行くよ」とよく叱られてましたねー(笑)
仁王門をくぐってしばらく行くと、この季節、素晴らしく美しい、もみじの木がたくさんあります。11月の第三日曜日に「照楓会」というお茶会があるのですが、その頃には、いつも真っ赤や黄色に色づいたもみじを楽しむことが出来るんですよ。
それから、ぜひ見ていただきたいのが、県の天然記念物でもある、唐子つばきです。樹齢約200年と推定され、近年ではこれほどの古木は見られません。花は濃紅色一重でオシベが唐子咲きになっており非常にめずらしい椿です。
そして、仁王門の下には、ケンケンさんと呼ばれる塚があります。元禄4年西林寺一乗坊の僧、覚栄さんが次々と病死する若い娘を悲しみ、身代わりに生きたまま塚の中に入って入定しました。塚からは、いつまでも鐘の音と念仏が聞こえていたそうです。
私たちは、昔からこういう尊い人たちによって守られてきたのですね。(感謝!)
西林寺には、他にもたくさん良い所があります。みなさんもぜひ一度、私の大好きな由緒あるこのお寺を、この秋訪れてみませんか?
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