兵庫県西脇市 エクステリア・外構・ガーデニングなど… ガーデン・庭づくりの事ならおまかせ下さい

こんにちは、サトコママです。
この春はなかなか暖かくならずに変な天候が続いていますね。
でも、そんな中ピカピカの１年生が通学したり、
新緑が美しかったりと、いつもの５月の風景を見ることが出来ますね。

ところで、先日テレビを見ていると、懐かしい言葉を耳にしました。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉です。
皆さんも一度は耳にしたことがあると思いますが、私も久しぶりに聞きました。

これは私が子どもの頃、父からよく言われた言葉です。
人間は｢衣｣「食」が満たされてこそ、
礼儀や節度をわきまえる事が出来るという意味です。

父が言うには、三度の食事もままならず、
衣服も充分満たされない戦時中でさえ、日本人は礼節があったそうです。

私は子供の頃、礼儀や節度がわきまえられてないとよく叱られました。
私の両親は礼儀や行儀に関してとても厳しい人でした。

例えば、お辞儀の仕方とか、お茶の出し方とか、食事の仕方とか・・・。
でも、今となっては何もかもいい加減になってしまって、適当になってしまいました。
そして、子供たちにもきっちりとした躾（しつけ）はできていません。
きっと天国の両親は残念がって…いるでしょう。

現代、世の中は物で満ち溢れ、｢衣｣｢食｣に困っている人などほとんどありません。
しかし礼儀や節度はだんだん忘れられていっています。

礼儀とは、人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式です。
節度とは行き過ぎない適当な程度のことです。
礼儀を尽くす事も必要以上にやりすぎると逆に不快な感情を与えるものです。
節度を持った行動で相手に礼儀を尽くすというのが一番ですね。

現代の世の中は、目上の人でも友達のように話をするのは当たり前で、
少々行き過ぎても個性という言葉で片付けられてしまいます。

もちろん個性を尊重するのは大切な事で、
昔のように枠にはまってしまうと、新しい考えや発展が生まれません。

でも、感謝の気持ちや相手を敬う気持ちを忘れずにいながら、
自分の思いや個性を発揮できたらと思います。

私も久しぶりに聞いたこの言葉で、
忘れていた礼儀や節度といったことを改めて考えることができ、