兵庫県西脇市 エクステリア・外構・ガーデニングなど… ガーデン・庭づくりの事ならおまかせ下さい

こんにちは、サトコママです。
今月は、社内研修旅行のご報告をしたいと思います。
10月１９日、20日の二日間、長崎のハウステンボスにて、
ガーデンワールドカップを見に行って来ました。

10名の世界トップガーデナー達がハウステンボスに集結して、
「花と緑で世界平和」をテーマに、庭園を造っています。
それぞれの庭には水、光、植物、石などが使われ、
それぞれに意味を持っています。

日本からは世界的庭園デザイナーである、
石原和幸先生が参加されています。

石原先生の作品は「花と緑で世界を笑顔でいっぱいにしたい」
というコンセプトから、石積みで壊れた長崎を表し、
たくさんの植物は原爆が落ちる前の長崎が美しかった風景を表現しています。

世界中の争いがある所に、花や緑を増やし、
平和な世界を願った作品となっています。
石原先生の作品は、とてもたくさんの種類の植物が植わっていましたが、
宿根草なので色も優しく、ナチュラルに馴染んでいました。

秋のハウステンボスは四季咲きのバラや、
大輪のダリアなどたくさんのお花でいっぱいでした。
ハロウィンの催しもあって賑やかでしたよ。

二日目はグラバー園と坂本龍馬ゆかりの地を回りました。

旧グラバー住宅は現存する日本最古の木造洋風建築と言われています。
ヨーロッパ人が熱帯や亜熱帯に家を建てるとき、
風通しをよくする為にベランダを設けたコロニアルスタイルと呼ばれる様式です。
網代の天井は軽やかで涼しげですし、ガラス戸からは明るい日差しが射し込みます。

洋風住宅ですが日本古来の瓦や鬼瓦の先端に取り付けられた「鳥ぶすま」が使ってあり、
なぜか洋風の煙突とよく合うのです。
グラバー氏が武器調達の取引交渉の中、
広々とした庭で長崎の街をゆっくりと見渡す時間を過ごしたのかと想像します。

グラバー園を出た後は、坂本龍馬の“希望”の軌跡をたどりました。
亀山社中の跡やブーツ像、資料展示場などを回りました。
鎖国の江戸時代で、日本で唯一、世界の文物が集まった国際都市・長崎は、
竜馬にとってまさに希望であふれた都市だったに違いありませんね！

慌しく二日間が過ぎていきましたが、
みんなで研修旅行に行くのは初めてでしたし、
長崎の文化に触れて、学ぶ事の多い楽しい旅となりました。