兵庫県西脇市 エクステリア・外構・ガーデニングなど… ガーデン・庭づくりの事ならおまかせ下さい

こんにちは！サトコママです。

今月は意外なところで出会った、西脇市の地場産業、
「播州織」をご紹介したいと思います。

先日、京都へ行ったときの事、私は伊勢丹でショッピングを楽しんでいました。
いつもいろいろな商品が並ぶ4階の特設会場で、
素敵なスカーフが並んでいるのを何気なく見ていたのですが、
そこに「播州織」の文字がありました。
こんな所でわが街西脇の「播州織」に出会うとは思っても見ませんでした。
「播州織」は西脇市を代表する地場産業です。

驚いて見ていると、そこにデザイナーさんが来ておられました。
婦人服ブランド「ｎｉｋｉ*」の大塚美千代さんという方で「播州織」の魅力に惹かれ、
2006年から播州織りオリジナルテキスタイルを取り入れ、
2011年には「播州織」と最新の光技術（LED）を融合する、
新たな企画にも取り組んでおられる女性です。

そして今回、初めて京都でのイベントを開催されました。
実は「播州織」と京都には深い繋がりがあって、
西陣織の技術の導入が「播州織」の栄えるきっかけになったそうです。

大塚さんは昔とは違うスタイルに進化した「播州織」が西陣の里に里帰りするみたいだと言われています。
大塚さんの作品はシャツが縫えない程まで極端に密度を落とし、余計な加工を一切しない、
不要なものを取り除くだけ、それによってコットン本来の軽さと柔らかさを再現するスタイルです。
秋色の優しいストールが京都西陣の町で人気を呼ぶのではないでしょうか。
私はストールと共に並んでいたスカートを一枚買いました。以前から欲しいと思っていたロングスカート。
ボリュームが出すぎずナチュラルな感じが気に入りました。

私は、地場産業にもかかわらず「播州織」の事をよく知りませんが、
「播州織」の一番の特徴は｢先染織物｣という手法を用いる事です。
国内生産綿織物の70％以上のシェアを占めており、独特な手法により、
自然な風合い、豊かな色彩、素晴らしい肌触りの生地に仕上がり、
シャツやハンカチ、テーブルクロスなどさまざまな製品に加工されています。
この大塚さんと出会って、私達地元の人間がもっともっと「播州織」の良さを知り、
地域の為に歴史ある織物を盛り上げていかなければと思いました。