こんにちは。3月になりましたね。 今年の冬は気温も低く、例年よりも雪が多く、驚かされました。 ようやく春の足音が少しだけ聞こえてきた感じがします。
ところで、今月は、最近いろいろな場面で気になる「間」についてなのですが・・。 「間」の感覚・・・?
「間」? お笑い芸人の人達が「間が悪い」とか「絶妙な間」とか言っているのを耳にします。
音楽、能舞台、踊り、俳句、短歌、武道、建築、・・など全てにおいて「間」がとても重要ですね。目の動きや呼吸そのものにも「間」の存在があるのです。
床の間に掛け軸を掛け、生け花を飾る。襖をはずす事によって部屋が広がる。日本独特な侘び寂びの美しさと機能性がある世界なのかもしれませんね。「間」はもちろん日常生活においても、とても重要になってきます。
若い頃、生け花を習った先生から空間の美しさについて教えられましたが、物理的なことでなく、「人とのかかわり」、そんな時でさえ「間」が大切です。人の場合は心理的距離感になるのでしょうか?
人にはそれぞれ、ここまでっていう心理的距離感があります。
近づきすぎると圧迫感や不快感になってしまいます。遠すぎると不親切によそよそしくなってしまいますね。 人との距離感を縮めたいときは、相手の方との共通点、同じ価値観を探して温度差をなくすといいでしょうし、一定の距離感を保ちたい場合は、感情をあまり出さずに話をしたり、相手に失礼の無いように敬語、尊敬語で話をしたり、自分の事を話題にしなかったりするといいそうです。
人に対する「間」は、夫婦間でも同じです。夫婦間の距離感と言うのは、なかなか難しいものです。縁あって結婚しても、価値観や好みが違う人達がほとんどです。お互いに無理をせず、プライバシーを尊重しながら良い関係を保つ立ち位置が必要です。夫婦円満の秘訣は適度な距離感?「親しき仲にも礼儀あり」これにつきるのかもしれません。「間」とは、考えれば考えるほど奥深く、形にならない難しい存在ですが、「間」を大切に、感じ取って暮らしていけたらって思います。
サトコママでした。