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引き続き「六方石」のお話。ただし、今回は日本産ではなく中国産の「六方石」です。

　この「石と語る・・・」では、これまで国産の石材を取り上げてきました。ただし、最近ガーデンに使用する石材は、輸入物が主流となっています。従って、今後は国産石材と共に、輸入石材も多数紹介することになります。その第一弾が「中国六方石」。

　「六方石」は柱状節理（ちゅうじょうせつり）という地殻変動により出来る石材で、世界中にあります。その中で、最近最も多く輸入されているのが「中国六方石」です。ただし、ひと口に「中国六方石」といっても、2系統の石材があります。1つは吉林省産の「中国六方石」、もう1つが遼寧省産の「中国六方石」です。

　吉林省産の「中国六方石」は玄武岩ですが、カンラン石が多く含まれています。従って、石の種類としては日本の「肥前六方石」に近いのですが、サイズは径15�p〜25�p、長さ100�p以下と比較的小さく、外見上は「伊豆六方石」に似ています。

　一方、遼寧省産の「中国六方石」は大型で、径80�p、長さ3m以上のものがあり外見上は「肥前六方石」に似ています。ただし、石種は斜長石とカンラン石を多く含む玄武岩で、他の「六方石」とは少し異なります。具体的には、カットした時、斑点のような模様が多数入っています。

　ただし、あまり難しく考えても仕方がないので、「中国六方石」の場合は、小型が吉林省産、大型が遼寧省産と覚えておいてください。

　さあ、国産の「伊豆六方石」「肥前六方石」、吉林省と遼寧省産の「中国六方石」、この4種をガーデンプランにどのように活かすか、後は貴方の腕次第です・・・

ひと口アドバイス。
「次第に普及率が高まる中国六方石。2系統を使い分けガーデンプランに活かそう！」