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5. スギ D : 「吉野杉」の歴史と特性 | |
日本を代表する美林、日本を代表する杉材「吉野杉」を紹介します。 「吉野」とは、奈良県南部の吉野山〜大峰山にまたがる地域のことです。「狩に適した良い野」ということから「吉野」と言う地名が付けられました。飛鳥・奈良など大和文化の中心地に近く、多くの古代の天皇・大豪族達がこの地へ狩に出かけたこと。熊野詣の道筋に当たること。それに壬申の乱、南北朝時代の南朝の拠点・・・など、歴史にも度々登場することは周知の通りです。 この「吉野」の人工林で育てられた「スギ」が言うまでも無く「吉野杉」です。主な植林エリアは、川上村、東吉野村、黒滝村の3村で、管理が行き届き日本でトップクラスの美林となっています。 「吉野杉」は歴史も古く、植林のスタートは室町時代にまでさかのぼることが出来ます。当時、大和三山と春日山の「スギ」がこの地に移植され、以後800年以上にわたり営々と受け継がれてきました。京阪神と言う大市場地を背景に持っていたこともあり、元禄時代初期には、既に本格的な植林が行われ、今日に至っています。ただ、他地区と比較すると動きは順調とはいえ、人手不足、市場の低迷、外材との競争激化、等の影響は次第に深刻化しており、抜本的な運営策の見直しが必要となってきています。 「吉野杉」は育て方自体も、他の杉材とは一線を画しています。その方法とは「超密植」と言われるもので、1ha当たり8,000本〜10,000本の苗木を植えます。これは、一般植林の1.3〜1.7倍の量です。そして、間伐回数も増やしあえて成長を遅くします。これにより、色が美しく、年輪の細かな特有の「吉野杉」が出来上がります。また、伐採後森に放置し「葉枯らし」と言う行程で自然乾燥させてから、製材作業に入ることも大きな特徴です。 「吉野杉」は建築材、樽材として特に優れていると言われています。また、今後芯材をエクステリア用として使うことも、検討すべきだと思います。 ひと口アドバイス。 |
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日本でもトップクラスの美林と言われる、 「吉野杉」の人工林 |
「吉野杉」の原木 「超密植」「葉枯らし」と言う方式で材木となる |
「吉野杉」の銘木 ゆっくり成長させることで、 このような木目が形成される |
「吉野杉」の無垢板 木目が細かいことが特徴 |
「吉野杉」の板材 木目が細かい!色が美しい!香りが良い! |
「吉野杉」のフローリング |
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