兵庫県西脇市 エクステリア・外構・ガーデニングなど… ガーデン・庭づくりの事ならおまかせ下さい |
|
● 兵庫県西脇市 : ガーデンエクステリア&インテリア専門店 グリーンフィールド ● | |サイトマップ| |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
![]() |
|
||
7. スギ F : 天然の銘木「秋田杉」 | |
日本を代表する杉林(スギ材)を紹介してきましたが、最後(第6番目)に「秋田杉」について述べます。 まず、確認することは、最初に紹介した「屋久杉」とこの「秋田杉」だけが天然林で、他の4種(「飫肥杉」「日田杉」「吉野杉」「天竜杉」)は人工林であるということです。従って、「屋久杉」程ではありませんが、「秋田杉」もよほど計画性を持って伐採しないと、絶滅してしまうことになります。この点を、改めて強調しておきます。 「秋田杉」とは、主に秋田県北部の米代川流域に自生する「スギ」のことです。歴史に登場するのも古く1,300年ほど前には既にその存在が記録されています。当時、東北地方はまだ蝦夷地と呼ばれていました。つまり、大和朝廷の支配に属さない地域でした。そこで、斎明天皇は658年に阿部比羅夫に命じ蝦夷征伐を敢行しました。蝦夷の人達は自生する「スギ」を殆ど生活に活用しませんでしたが、以後、何度か遠征隊を送った大和朝廷の軍隊は、「秋田杉」を防護柵、砦作りの材料として活用しました。その遺構が現在も各所で発見されています。おそらく、東北の支配が大和朝廷側に移って以後、「秋田杉」を含む、東北・天然杉の乱伐が始まったのでしょう。弘治2年(1,556年)には秋田県の藩主・秋田近季が清水治郎兵衛政吉を材木方に任命し、「スギ」の伐採により藩の収益を確保しようとした記録が残っています。 1,600年代になり、徳川政権に移行すると、藩主が秋田家から佐竹義宣に変わり、その後「秋田杉」が全国ブランドとなりました。ただ、それはさらなる乱伐が繰り返されたと言うことでもあります。当然、私たちは同じ繰り返しを止め、残された天然資源を守り、保護していかなければなりません。 なお、「秋田杉」の代表的存在として、日本で一番背の高い、「キミマチスギ(高さ58m)」があります。「縄文杉」等とはまた趣の異なった巨木です。 ひと口アドバイス。 |
|
![]() 「秋田杉」の天然林 伐採すれば消えてしまう貴重な自然の林 |
![]() 日本一のノッポスギ「キミマチスギ」 (高さは何と58m) |
![]() 「秋田杉」の厚板 自然の恵みを大切に使おう |
![]() 「秋田杉」の板材 年輪が細かく成長の遅さを感じさせる |
![]() 「秋田杉」の座卓 天然木の良さを上手く活かした一品 |
≪戻る |
Copyright(C) Green Fields, all rights reserved. |