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10. ヒノキ A : 産地と知名度 | |
今回は「ヒノキ」の産地とブランドについて述べます。 ただし、「スギ」に比較し、歴史、生産量、品質、その他、全てにおいて知れ渡るブランドと言えるものは、殆ど存在しません。高級材であり、近年、意識的に名前を売ろうと言う動きが各地で出ています。そして、ブランド詐称事件も起きているようです。しかし、それは限られた世界の出来事で、例えば「飫肥杉」や「吉野杉」のように、一般の資料にまで取り上げられるような存在ではありません。 理由は、大生産地の場合い、「スギ」70%、「ヒノキ」30%と言った併用林が多く、「ヒノキ」は高級木材でありながら、古くからその地方の主産材となっていたものが非常に少ないからです。天竜檜、吉野檜などがその典型パターンと言えるでしょう。 ただし、「木曾檜」だけは例外です。理由は、岐阜県の木曾地区は山が深く、天然の「ヒノキ」が多数自生していたため、これに尾張藩などが目を付け、その管理の元に伐採を行ったからです。つまり、木曾檜は産出量の多さだけではなく、江戸時代から公的管理の元に産業化された、特殊な存在であったわけです。 現在は、天然林と人工林の併用型で、木曾檜の切り出しが行われています。特に、東濃地区の林業が盛んで、「東濃檜」と呼ばれる場合もあります。ただし、「東濃檜」という表現には微妙な部分があります。一般的には、前期の通り東濃地区で産出する「ヒノキ」のことです。しかし、同地区の木材業者グループが、東濃産の檜柱に「東濃檜」と言うブランドを付けて、積極的な販売を行っているからです。つまり、同地区産の名前入りの檜柱に限定して、この名称が使われることがあるということです。もう少し考えてブランド化して欲しいものです。 「ヒノキ」の産地としては、他に三重県、栃木県などが比較的有名です。ただし、「スギ」と同様に全国各地で植林され、伐採・出荷されており、この他にも無数の産地があることは言うまでもありません。 ただし、現在の日本の木材使用比率は、輸入材80%、国産材20%と、圧倒的に輸入材が多くなっています。森林王国日本が何故このような状況に至ったのか、抜本的な反省と見直しが必要でしょう! ひと口アドバイス。 |
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![]() 木曾檜(東濃檜)の大木 尾張藩などが自然林を伐採し有名ブランドに |
![]() 「東濃檜」。同地区で生産される檜柱に限定し、 この名前を付けたからややこしい |
![]() 「吉野檜」製のデッキ さて、どれだけの対応年数があるのか? |
![]() 「吉野檜」で作られた まな板 |
![]() 「天竜檜」で作られたファニチャー |
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