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26. サイプレスのEX材としての可能性は? | |
今回は「サイプレス材」について述べます。といっても、木材に関する仕事をしている人以外で、この名前を知っている方は少ないでしょう。 樹木で「サイプレス」と言えば「イトスギ」(ヒノキ科、イトスギ属)を指します。この木は、ゴッホの絵、キリストが磔になった十字架の材料、などとして有名です。それほど、欧米では人々の暮らしと切り離せない樹木ともいえるでしょう。 ただし、現在輸入されている木材で「サイプレス」と呼ばれているものは、欧米の「イトスギ」とは少し異なり、オーストラリアのヒノキ科、カリトリス属の樹木です。従って、和名として「オーストラリアヒノキ」「豪州ヒノキ」と言う呼称が使われることもあります。そして、最近この「サイプレス」にエクステリア材として注目が高まってきています。 理由は、腐りにくく、シロアリにも強いと言うことです。オーストラリアでは、古くから世界一シロアリに強い木として有名で、高級住宅の土台に使われて来ました。おそらく、この点に木材輸入業者が注目したのでしょう・・・ 別項で詳述しますが、近年エクステリア材として、熱帯雨林産の「ハードウッド類」が多用されるようになりました。しかし、天然材で安定供給が難しく、それ以上に、自然保護・地球温暖化防止の観念から、いつまでも「ハードウッド類」に頼ることに問題が出てきています。そこで、植林されている木で次世代のプロ用エクステリア材を探そうと言う動きが活発化しているという次第。 「サイプレス」は比重が0.7前後で針葉樹としては重く堅い、芯材にはポリフェノールが含まれている、などの理由により、エクステリア材としてかなりの耐久性を持っていると考えられます。ただ、高温多雨の日本の気候にどこまで対応できるか、データ不足であることは否めません。しかし、積極的に研究を重ねていく価値は充分にあります。 ひと口アドバイス。 |
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ゴッホの名画「イトスギ」 材木「サイプレス」は「イトスギ」のことではない |
「サイプレス」(オーストラリアヒノキ)の樹形 |
「サイプレス」の原木 世界一シロアリに強い木と、 オーストラリアでは言われている |
木材として加工された「サイプレス」 果たして日本での耐久性は |
「サイプレス材」で作られたデッキ 今後どこまで普及するか |
内装、床材に使われた「サイプレス」 |
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