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32. 「南洋材」の現状と樹種 | |
今回からは「南洋材」について述べます。 「南洋材」でまず気が付くことは、北米、ヨーロッパなどからの輸入材と異なり、極端に品種が多いと言うことです。北米、ヨーロッパ産の輸入木材の場合は、殆どが針葉樹の栽培木です。既にに紹介した「スプルース(トウヒ)」「パイン(マツ)」「ファー(モミ)」「レッドシーダー(ベイスギ)」「レッドウッド(セコイア)」などが主な物で、他にはごく特殊な物しか存在しません。 一方、「南洋材」の品種は無数にあり、一般に知られている物の方が少ないぐらいです。「ハードウッド」類に関しては、別に取り上げますので、それ以外の「南洋材」を列記してみましょう。 「タウン」(ムクロジ科、アジア・ニューギニア産)、「ターミナリア」(シクンシ科、パプアニューギニア産)、「チーク」(クマツヅラ科、インド・ビルマ・タイ産)、「ナーラ」(マメ科、東南アジア産)、「ニアトー」(アカテツ科、フィリピン産)、「ニューギニアウォールナット」(ウルシ科、ニューギニア産)、「パオロサ」(マメ科、アフリカ産)、「パドック」(マメ科、アフリカ産)、「パルサ」(パンヤ科、中南米産)、「ブビンガ」(マメ科、アフリカ産)、「マホガニー」(センダン科、中南米産)、「マラス」(イイギリ科、ニューギニア産)、「メルサワ」(フタバガキ科、インドネシア産)、「モアビ」(アカテツ科、アフリカ産)、「ラブラ」(アカネ科、スマトラ産)、「ラワン」(フタバガキ科、フィリピン産)・・・など。 列記した物は「南洋材」のごく一部ですが、余程木材に詳しい人で無い限り、知っている物は極めて少ないでしょう。このように、樹種が多岐にわたるのは、主に「熱帯雨林」の天然材を、無差別に伐採するからです。そう、「南洋材」の場合は、エリア内全ての木を伐採し、それから品質を見ながら、用途別に合わせ樹種を分けるのです。前項の、「熱帯雨林」の伐採現場を見ても分かるとおり、とても自然保護を考えながら、部分的に伐採すると言った状況ではありません。 ただし、「熱帯雨林」の保護、地球温暖化問題の深刻化などにより、このエリアにおいても植林が始まっています。成長が早く、気候への対応力が強い「ユーカリ」などを中心に、人工林を育てる動きなどが、その代表的なものです。まだ、作付面積は微小ですが、「南洋材」も早急に天然木の伐採を禁止し、木材供給は人工林からに限定すべきでしょう。そして、これ以上「熱帯雨林」を枯渇させないよう、さらなる努力が必要です。 そこで本日のひと口アドバイス。 |
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![]() 「南洋材」の主産地の1つ「ボルネオ」等 南部のインドネシア領と、北部のマレーシア領に 分かれている。 |
![]() 「ボルネオ島」の美しい海岸 |
![]() 「熱帯雨林」の伐採で荒廃が進む 「ボルネオ島」の山岳部! |
![]() アジアと供に「南洋材」の主産地となっている 「アマゾン川」の流域 |
![]() 「熱帯雨林」に囲まれ、 豊かな植生を持つ「アマゾン川」 これ以上貴重な自然を破壊してはいけない! |
![]() アフリカのジャングル しかしアフリカに残る「熱帯雨林」はごくわずかで、 サバンナ化、砂漠化がどんどん進んでいる! |
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