兵庫県西脇市 エクステリア・外構・ガーデニングなど… ガーデン・庭づくりの事ならおまかせ下さい

            ● 兵庫県西脇市 : ガーデンエクステリア&インテリア専門店 グリーンフィールド ● |サイトマップ|
兵庫県 西脇市 庭づくり専門店 グリーンフィールド
ガーデンエクステリア&インテリア専門店 グリーンフィールド ビフォーアフター スクール情報 今月のおすすめ情報 今月のおすすめの花 サトコママのひとりごと
ガーデニング&エクステリアQ&A 完成までのプロセス 外構・ガーデンプラン集 エンジョイ ガーデンライフ リンク集
ショップ案内 スタッフ紹介 グリーンフィールドスタッフによるブログです    
 
 
●木を語る…
≪戻る
 
 
37. 「クルイン」と「ジャンブジャンブ」って?

 この項では「クルイン」と「ジャンブジャンブ」と言う、あまり聞きなれないアジア産の「ハードウッド」を紹介します。

 まず「クルイン」ですが、フタバガキ科の常緑広葉樹で、フィリピン・インドネシアの島々、インドシナ半島など、東南アジアの幅広い地域に自生しています。日本では「アビトン」と言う名称で取り引きされている場合もあります。

木材の性質に関しては、
 @:比重が0.75前後で「ハードウッド」としてはかなり軽い
 A:従って、エクステリア材として使う場合は耐久性にやや不安がある
 B:辺材は黄白色、芯材は赤みをおび境目が比較的はっきりしている
 C:木目はやや粗く、データは少ないもののあばれも大きいと思われる
 D:珪酸塩が多く加工性が悪い
などを上げることができます。
 
 フタバガキ科の南洋材には「ラワン」「メランチ」「セランガンバツ」などの著名な木材があります。比重や木材の性質を比較すると、「クルイン」は「ラワン」「メランチ」と「セランガンバツ」の中間的存在と言えるでしょう。従って、「ハードウッド」に加え、エクステリア材として使うこと自体に、少し無理があるのかもしれません。


アジアの熱帯雨林に自生する
フタバガキ科の樹木「クルイン」

 「クルイン」の原木
「ラワン」「メランチ」と「セランガンバツ」の
中間的特性を持つと考えられる

「クルイン」製のデッキ
耐久性にやや不安が…
 
 

 一方「ジャンブジャンブ」はフトモモ科、トリスタニア属の常緑広葉樹です。インドネシア、ニューギニアとその周辺の島々が自生地で、「トリスタニア」「ノーザンボックス」「ブラッシュボックス」など様々な名称が使われているのも1つの特色です。元々、南洋材には多数の名前があります。産地が広域になれば、国も異なり当然のことです。しかし、日本での市場が定着してくると、自然に名称もある程度統一されます。「ジャンブジャンブ」の場合は、まだその段階に達していないため、より呼称が多くなっているのでしょう。

材の特性としては、
 @:比重は0.9前後で重く堅い
 A:従って「ハードウッド」に求められる耐久性はかなり高いと考えられる
 B:収縮率がかなり大きく、ソリ・ヒネリ・ひび割れがひどい可能性が高い
 C:色はブラウン系で木目はやや粗い
と言った点を上げることができます。

 おそらく、耐久性には問題は無いが、エクステリア材としてどの程度の適合性を持っているのか、不明点が多いというのが「ジャンブジャンブ」の実情と言えるでしょう。


木材加工された「ジャンブジャンブ」
耐久性はあると考えられるが、
その他については不明点が多い。

「ジャンブジャンブ」の木肌
やや木目が粗い
 
 「クルイン」「ジャンブジャンブ」については推測部分が多く、実際にどの程度の可能性を持つかは分かりません。ただ、評価の定まった「ハードウッド」が確保しにくくなり、次々に新しい南洋材を求めて、材質的に劣る物を、自然破壊を続けながら無理に輸入する・・・このような傾向が益々強まっています。まさに時代への逆行と言えるのではないでしょうか。

ひと口アドバイス。
「クルインにジャンブジャンブ。この聴きなれないハードウッド達が、が何を訴えているかを考えよう!」
 
≪戻る
 

グリーンフィールド -兵庫県 西脇市 ガーデニング エクステリア 外構 ガーデン 造園工事 -
施工事例集外構・ガーデンプラン集完成までのプロセス石と語る…木を語る…ガーデニング・エクステリアQ&A外構Q&A
お庭のデザイン・メンテナンスのポイントエンジョイガーデンライフビフォーアフターいただきました太鼓判@いただきました太鼓判A
ショップのご案内サトコママのひとりごとおすすめの花おすすめ商品スクール情報リンク集サイトマップ免責事項

Copyright(C) Green Fields, all rights reserved.