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42. 知っているようで知らない「ラワン」!

 アジア産南洋材のラストで取り上げるのは「ラワン」です。この木材の名前を知らない人はまずいないでしょう。でも、「ラワン」について説明せよと言われると、答えられない人の方が多いでしょう。そこで、「ラワン」博士とまでは行きませんが、的確な答えを出せるようになっていただきます。

 「ラワン」とは、アジアの熱帯地区に広く分布している、フタバガキ科の中の、ショレア属、パラショレア属、ペンタクメ属の常緑広葉樹から作られる木材の総称です。ただし、フィリピンでは「メランチ」と呼ばれ、輸入量も多いためこの名前もかなり浸透しています。

 フタガガキ科の植物は、世界中の熱帯地方に分布し、3亜科、17属ほどに分けられ、600種ほどが知られています。ただし、日本にこの科の植物は自生していません。

 フタバガキ科の樹木は、絶滅危惧種に入っているものも少なくありません。木材として多用されていますが、実は成長が遅く再生が難しい植物であるからです。フタバガキの名は、カキに似た果実に、羽のようなガクが2枚付く(イラスト参照)ところから来ています。なお、お釈迦様で有名な「サラソウジュ(沙羅双樹)」も本当はフタバガキ科の樹木で、日本で対照されている「シャラ(ナツツバキ)」とはまったく別物です。

「ラワン」の仲間は、全て高さ50m以上、幹の直径1m以上になる「熱帯雨林」を代表する高木です。そして、大きく枝葉を広げ、樹冠を形成する重要な役割を果たしています。それだけに、種の絶滅を防ぎ「熱帯雨林」の危機を回避していく必要があります。

木材としての特徴は、
 @:比重は0.4〜0.6程度とバラツキがあるが、軽く柔らかな材が多いため、加工性には優れる
 A:色は淡褐色だが、産地・属の違いでかなり幅がある
 B:耐候性には難があり、虫害への抵抗力も低い
 C:木目が粗く年輪が無いため、材は均一
などが上げられる。従って、構造材ではなく、合板、家具材、箱材、造作材、DIY用材、などに使われることが多い。

 ここで最も重要なことは、既に提示したように「ラワン」となる樹木は、成長が遅いと言うことです。軽く柔らかいので勘違いしがちですが、このため、大木を伐採してしまうと、植林して再生することが極めて困難です。「ラワン」と言えば、合板などを思い出し、安さをイメージしてしまいます。当然、大量伐採の対象となることが多いのですが、早急に中止し別の対策を考えるべきでしょう!

ひと口アドバイス。
「ラワンとはフタバガキ科の樹木を使った木材。成長が遅く、伐採が熱帯雨林に大きなダメージを与える!」

   

フタバガキ科の樹木の図解
果実が「カキ」に似て、尚且つ葉のようなガクが
2枚付くことからこの名が付けられた

「ラワン」材となるフタバガキ科樹木の林
超高木となり、「熱帯雨林」の樹冠を構成する
重要な役割を果たす

 「ラワン」の巨木。実は成長が遅く、
大きくなるまでに長い時間を必要とする

「ラワン」の原木
加工が容易で合板などに使われるが…

「ラワン」の板材。素人でも扱いやすく
ホームセンターでも良く見かける

「ラワン」の合板
あらゆるところで使われているが
根本的に考え直す必要がある
 
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