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44. 使っていても名さえ知らない「マサランドゥーバ」! | |
アマゾン川流域から産出する「アイアンウッド」で、「イペ」の次に紹介するのは「マサランドゥーバ」です。そして、この材は日本でもエクステリア材として一定の普及率があります。にもかかわらず、名前を知る人は極めて稀です。その理由についてもお話します。 「マサランドゥーバ」はアカテツ科の常緑広葉樹で、大木に成長します。自生地は勿論アマゾン川流域の「熱帯雨林」です。このため、日本への輸出元としてはブラジル、ペルーでほぼ100%を占めています。これらの点は「イペ」と同じです。 木材としての特色は、 上記の内容を纏めるなら、「マサランドゥーバ」は、耐久性に関しては一流だが、ややあばれが大きく、施工時に注意すべき点が多い。また、完工後にビスを飛ばすなどのクレームが発生することもあり、これら面での気配りも大切だと言うこと。 「マサランドゥーバ」には、他に「マルニカラ」と言う名称もあります。しかし、冒頭で提示したとおり、日本でもエクステリア材として一定の実績をもちながら、この2つの名前を知らない人が多数います。極端な場合は、定番的に販売・施工を行っていても知らない場合さえあります。理由は「アマゾンジャラ」「パシフィックジャラ」「アマゾンウリン」と言う、日本でつけられた通称で取り引きされることが多いからです。 このような習慣は、南米材に良くあります。「アマゾンセランガンバツ」などもその一例です。そして、ここに南米材の大きな問題が隠れているように思えてなりません。つまり、アジア産の評価の高い木材が普及した。しかし、よりコストの安い材、より在庫の確保しやすい材を求めて、南米を訪れる。そして、代替材的視点で輸入を開始する。このような傾向が強いからです。 「イペ」の場合はやや事情が異なりますが、「マサランドゥーバ」の場合いは、今のところ材の確保は比較的容易です。価格が急に上がるといった兆候も余りありません。そして、他の南米材もアジア材より確保が容易なものが多数有ります。このため、南米からの輸入はさらに増えるかもしれません。しかし、それは「熱帯雨林」が無限に広がり、健康な状態にあるかれではありません。アジアの諸国以上に森林管理がずさんであるからです。その管理の不備をチャンスと捉えることがいかに危険であるか、我々は考えなおすべきでしょう。 ひと口アドバイス。 |
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![]() 「マサランドゥーバ」の仲間「アカテツ」(奄美大島) 「マサランドゥーバ」は良く使っているのに、 樹木としての資料さえ殆ど無い。そこの問題が… |
![]() 大河「アマゾン」とその流域に広がる「熱帯雨林」 「マサランドゥーバ」もこのような自然の中で 大木に成長する |
![]() 「マサランドゥーバ」の原木 比較的大きな材が多く、 太い木材、長尺の木材を確保しやすい |
![]() 「マサランドゥーバ」の在庫置き場 今のところ比較的確保しやすく、 価格も安定しているが |
![]() 「マサランドゥーバ」製の公共デッキ 耐久性抜群でこのような場所向きかも |
![]() 「マサランドゥーバ」で作られたフェンス ややあばれが大きく、ビスの飛びなどに注意を |
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