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45. 「クマル」の複雑なポジション? | |
アマゾン川流域が主産地の「ハードウッド」第3弾は「クマル」。エクステリア材としての質はかなり良いのですが、非常に難しい立場にあり、さて、今後どのような普及状況を示すか・・・? 「クマル」は南米の「熱帯雨林」の幅広いエリアに自生する、マメ科の常緑広葉樹です。ただし、輸出元となっているのは、やはりアマゾン川流域に接する、ブラジルとペルー。 「クマル」の最大の特色は、その名称が極めて多いと言うことです。「サラビア」と言った別の現地名もあるようですが、それとは別に、取引上の俗称として「イペシャンペーン」「ブラジリアンチーク」「アマゾネス」などが付けられているからです。要するに、未だ馴染みのない木材であることに目をつけた業者が、代替品として売り出そうとしているわけです。 木材「クマル」の特性としては、 これだけ記せば、もうお気づきの方も多いでしょう。前記俗称の中で「イペシャンペーン」と言う名前はアメリカで付けられたものです。そして、日本でもこの名前で販売している業者もあります。そう、「クマル」は「イペ」の代替品的位置づけでPRされている場合が、多いのです。従って、「イペ」に似た外見、「イペ」並みの品質、しかもお買い得価格・・・このようなコピーを良く目にします。 品質比較をすると、耐久性は若干「イペ」の劣るようです。しかし、かなりレベルの高い「ハードウッド」であることに変わりはありません。「イペ」の高騰で「クマル」の目をつける業者が急増したわけです。しかし、1つの優秀な木材を枯渇させ、種を絶滅の危機にさらす。すると、次の木材(種)に目をつける。こんな繰り返しが許されるはずがありません。 もし、新しい「ハードウッド」を導入するのであれば、少なくとも自生状況の詳細確認、植林による再生産への準備等を行うべきです。それが今話題となっている「エコ・エコノミー」のルールです。しかるに、今回「クマル」に関し調べても、自生状況はおろか、樹木としての資料さえ殆どありません。愕然とするばかりです。 ひと口アドバイス。 |
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![]() 「クマル」の伐採風景 アマゾンの自然を守りながら、 安定供給が可能なのか? その資料さえ無い |
![]() 「クマル」の原木輸送風景 この写真一枚を探すのも苦労するほど、 データが殆ど公開されていない そんな木を販売してよいのか? |
![]() 製材された「クマル」 アメリカでは「イペシャンペーン」と 呼ばれることが多い |
![]() 「クマル」製の公共デッキ 実際の色はうすめの黄褐色で木目を表すことが 多いため、外見上は「イペ」に近い |
![]() 「クマル」の目隠し用フェンス 「イペ」に似た外見、「イペ」並みの品質、 しかもお買い得・・・こんなコピーを作る前に、 詳しい現地情報を公開すべし! |
![]() 「クマル」のデッキ板 色目・模様の感じが確かに「イペ」に近い ただし「クマル」はマメ科、 「イペ」はノウゼンカズラ科で、樹種はまったく別 |
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