◇オリジナリティーあふれる庭づくり
ちょっとこだわった庭にしてみたい・・。印象的なガーデニングを楽しむには、花の色や雑貨あしらいにこだわるのも一つの方法です。
今月は、この花の色に注目してみたいと思います。あこがれのホワイトガーデン・・ガゼボやベンチを取り巻くように咲く白い小花は、風を吹きぬける草原のような庭を感じます。宿根草を中心に開花時期の違う花を植えて、一年を通して白い花が楽しめたらいいですよね。まず、ホワイトガーデンに欠かせない、白い小花たちを考えて見ましょう。
例えば、春から初夏にかけて花が咲く、ノースポール、カモミール、カンパニュラ、レースフラワー、クレマチス、イベリス・・。夏から秋にかけて花が咲く、しゅうめい菊、ヤロウ、カスミソウ、センニチコウ、グラジオラス、コスモス、ベロニカ・・。そして、冬から早春にかけて花が咲くスイートアリッサム、マラコイデス、マーガレット、スノーフレーク、クロッカス、スイセン・・。これらを、グリーンと一緒に植えると、四季折々、さわやかな庭を作ってくれるでしょう。
そして、こんなホワイトガーデンには、日曜の昼下がり、ご主人の手作りで、枕木にアイアンの扉をつけた門なんてどうでしょう。カーポートはレンガを敷き詰めたりして小道の雰囲気に! そして、木漏れ日の下、お洒落なテーブルで、読書をしながらティータイムができたら、まさに至福のときです。
今、ホワイトガーデンを紹介しましたが、ラベンダーガーデンや、パレットガーデンもすごく素敵なんですよ。ラベンダーガーデンは、美しい紫がふわふわのじゅうたんのように広がります。紫や白のラベンダーの数々が豊かな香りで気持ちをリラックスさせてくれます。このとき、紫のラベンダーだけにすると、暗くなるので、白も混ぜるのがポイントです。パレットガーデンとは、モネの絵からぬけでてきたような、淡くてやさしい色彩のお花畑のような、庭です。
そして、こぼれ種からスクスク育っていく花を植えるとナチュラルな感じになります。 例えば、ワスレナグサ、アジュガ、タイムなど、ブルーや淡いピンクの小花が咲き乱れると、パステル色のカーペットが一面に敷かれたようです。
オリジナリティーあふれる庭は、まるで、美術館のようです。
あなたは、あなただけの庭を、どんな絵画で飾りますか?
|