◇美しい芝生づくり
草花や樹木が美しい芝庭であっても、芝の手入れが出来てなかったら美しい庭とはいえませんね。今月は、芝の手入れの中で土と肥料にかかわるポイントを調べてみました。
芝と他の植物の植え付けの違いは、芝を張る場所を基本的に耕さないという事です。それは芝を張る表面ができるだけ平らな方がいいからです。そのために、トンボなどを利用して丁寧に作業を行ないます。季節は、3月〜5月ごろがいいでしょう。
そして芝苗と芝苗の間には、継ぎ目を1センチほどあけます。その空間に乾燥防止のために目土を入れます。目土は実際には砂を使う事が多いですね。水はけも良いし扱いやすいですから。目土入れは年に1〜2回行なう作業です。芝の凹凸を修正したり、乾燥を防いだりするのが目的です。目土を入れない芝は茎がブカブカと上がったような状態になるので、目土を入れて密度の濃い芝に育てましょう。
それから芝生の土は踏まれていくとだんだん固くなっていきます。でも耕す事はできません。そこで、通気性を良くする為、夏に2〜3回、穴を開けるという作業を行ないます。
そして、もう一つ大切なのは肥料です。芝は肥料に正直に反応します。最も大切な肥料はチッ素です。チッ素分が欠乏すると葉色が黄化し、下葉は褐色になります。葉色の緑を濃くし、しっかりした茎!踏まれても強い芝にするためにチッ素分の多い化成肥料を丁寧にむらなくまいてください。粒子の小さい芝専用の肥料が良いでしょう。5月〜8月に均一に施すことが重要です。色むらや生育むらがないようにしたいですからね。
そして施肥後には十分に水を与えて下さい。こうして、芝生を管理することによって、美しい芝庭を楽しむ事ができます。芝生の手入れは決して難しいものではありませんよ!挑戦してみませんか?
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