◇ハンギングバスケット
ハンギングバスケットは空間を利用して、吊るしたり、掛けたりして植物を楽しむコンテナガーデンです。お庭がなくても窓辺や門扉や塀などを活用し華やいだ雰囲気を出してくれる、まさに空中花壇です。春は、色とりどりの色彩に恵まれるお花の季節です。さあ、ハンギングバスケットを楽しんでみましょう。
スリットの入ったハンギング用の鉢を使うと初めての人も失敗無く簡単に出来上がります。この鉢のスリットのところに花苗を入れていくのですが、まず鉢底には鉢底石をいれ軽量で水はけ、水もちの良い用土を使います。ピートモス、赤玉土、バーミキュライトを同量ずつを基本に、さらに軽くしたい場合はパーライトを加えます。ハンギング用の土も市販されています。
壁掛けタイプの場合、バックの壁の色を考えて一色でまとめるとシンプルですっきりします。白い木製の壁にラベンダー色のパンジーだけのハンギングは優しい印象になりますね。又、色を2〜3種類使った場合、同じ花の種類にするとまとめやすくなります。同じ種類だと水はけや日当たりの条件が同じなので生育しやすい利点があります。
壁面をドレスアップしたい人は、寄せ植えにすると一段と豪華になります。このとき、垂れ下がるヘデラやヘリクリサム、高さをだせるオリズルランやツデーなどのカラーリーフを使うと動きがあって、上品でまとめやすいハンギングが出来上がります。吊りタイプの寄せ植えは、ふんわり咲いたお花のボールのようです。
少し暖かくなって霜の心配がなくなったら、ベゴニアのハンギングバスケットはオススメです。長く咲き続けるベゴニアはまさにフラワーボール!高低差をつけて何個も飾ると迫力のある空中花壇が出来上がります。クリセンサム・パルドサムを単色で使うと真っ白なかわいいフラワーボールが出来上がります。
日陰ならインパチェンス、真夏はサフィニアやカラーリーフだけを使ったハンギングバスケットにもチャレンジしてみてください。
いつものお庭の景色が少し変わって見えてきますよ!
|