◇シャコバサボテンの育て方
今月は11月の花といってもいい、シャコバサボテンについて調べてみました。
別名:デンマークカクタス、クリスマスカクタスともいい、原産地はブラジルで、非耐寒性の常緑多肉植物です。
葉が丸いものはカニサボテンです。
私は以前、お店で見事に花が咲いているシャコバサボテンを買ったのですが、家へ持って帰って数日で花が落ちてしまったことがありました。そのときは水のやりすぎだったようです。根腐れを起こしやすいので、植え込み材料が白く乾いてからお水を与えて下さい。多湿に弱く乾燥に強い植物なのです。
そして寒暖の差が大きすぎても花が落ちます。環境の変化に弱い植物なので、場所をできるだけ動かさずに、冬は明るい室内に置いてください。最低5℃以上で管理してくださいね。
シャコバサボテンの葉が赤くなって、葉の付け根から根が出ている場合は、根腐れしている事が多いようです。根元の葉が腐っていなければ、赤くなった葉を取り除いて植え替えると、回復するかもしれません。でも、その後の生育と開花は悪くなることが多いので、元気な葉を挿し木して、作りなおすほうが良いでしょう。
シャコバサボテンは4月から5月に、挿し木で増やすことができます。同じ時期に、シャコバサボテンの葉を多く出させ、花付きを良くする為に整枝、葉刈りをします。基の葉を3節以上残して先端部を摘み取り、花の開花までに3から5節延びることを考えて形を整えます。
そして8月下旬〜9月上旬には、新しい葉を取り除きます。大きな葉に良い蕾が付きますからね。肥料は4月から7月までに、化成肥料や液体肥料を与えます。その他は一切いりません。
このようにして育ったシャコバサボテンは、2、3年に一度は植え替えをしてください。そのときの用土は、赤玉土小粒5、腐葉土2、パーライト3ぐらいを混ぜて通気性をよくしましょう。鉢は水はけの面でも、素焼き鉢が理想的ですね。植え替え時期は春の4月〜5月ごろです。
今年はお花屋さんで、赤・ピンク・白・黄色とりどりのシャコバサボテンを一鉢いかがですか?
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