◇多肉植物A
先月に引き続いて多肉植物についてです。
とても面白い形、触感、多数の種類があり、不思議な多肉植物!組み合わせによって、多彩な表情、おもしろさが引き立ちます。今月は組み合わせのポイントを少しご紹介したと思います。姿、葉色がバラエティーに富む多肉植物は、寄せ植えや指し芽で何種類か組み合わせると、いっそうの魅力が増します。しかし、自分の好きなデザインだけを重視すると、少し間違ってしまいます。植物の生育についても知ったうえで組み合わせを考えるようにするといいですね。
まず、多肉植物の育ち方ですが、ほとんどの多肉植物は指し芽で株を増やします。当然指し芽をしたばかりの小さな苗と、大きく育った株とでは、姿がかなり違いますね。寄せ植えをしたけれど、株が育ってきたら全体のバランスが崩れてしまった、何てこともありがちです。手前に植えたものが、後ろより草丈が高くなったなんて事のないように、上に向かって成長するのか、横に成長していくのか、株のボリュームはどうなるのか、垂れ下がるのか・・など、これからの株の成長を知った上で組み合わせを考えるといいですね。
多肉植物は乾燥した厳しい環境の下で生き抜くために、水分を葉や茎、根に蓄えていますので、霧吹きだけでも大丈夫といわれるほど手間がかからない植物です。丈夫なのですが、何種類もの多肉植物を長い間、一つのコンテナで育てていると枯れたり、弱ったりしてきます。そんな時は、植え替えながら楽しみましょう。
多肉植物の特徴として、長い間に自由に茎を伸ばし、おもしろいオブジェのような形になるものがたくさんあります。その植物ならではの持ち味を活かし、全体のバランスが悪くならないように利用すると面白い作品が出来上がります。手に入りやすい小さな苗を使って、簡単な寄せ植えを作ってみませんか?気に入った鉢を用意したら、あとはあなたのセンスしだいです。
小さな寄せ植えはテーブルにおいても邪魔にならず、同じサイズのものを並べても可愛いですよ。原種だけでも一万種類以上あると言われている多肉植物ですので、オリジナル作品が出来上がると思いますよ!
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