◇11月の庭仕事について
今年の秋は温暖化の影響で、いつまでも気温が高かったのですが、10月の台風を期に、急に気温が下がり、すっかりと秋らしくなりましたね。 なんといっても晩秋の霜月ですから、秋の庭、紅葉が綺麗になってきます。
まず11月の草花管理ですが、ダリアやグラジオラスなど春に植えた球根は、葉が枯れてきたら堀上げて保存します。そのとき株周りを大きめに掘って、球根を痛めないようにしましょう。保存方法は入れ物にバーミキュライトやピートモスを軽く湿らせて、その中に埋めておきましょう。密閉するとカビがはえたり腐ったりしますので、通気性良くしておきます。
又、常緑でない耐寒性宿根草は、根元で茎を切ります。株元は腐葉土などでマルチングしておくと冬の乾燥防止になりますね。草花は1年草を処分して、寒さに弱いものを屋内に移動します。そのとき、一緒に害虫まで持ち込まないように鉢回りや鉢底をチェックします。
11月の庭木管理の仕事はどうでしょうか?落葉樹は植え付け、植え替え、剪定など、今がその時期です。花木はすでに新芽を付けていたりするので剪定は難しいですが、花木以外なら樹形を整えてすっきりさせるといですね。又、この時期は毎日、沢山の落ち葉がでます。落ち葉を資源とした腐葉土作りもしてみましょう。
簡単な腐葉土作りには、厚手の丈夫なビニール袋や大きめのバケツに排水の穴を開けて、落ち葉を入れます。米ぬかを入れ少し湿らせて2週間に1度ぐらいかき混ぜていくと、葉が黒くなって落ち葉の形がだんだん無くなり、上質の腐葉土が6ヶ月ぐらいで出来上がります。もちろんバケツの場合も蓋をしてください。重い石を置いてもいいですね。少し手間がかかりますが資源もお金も節約できますよ。腐葉土は全ての植物に優しい肥料ですからね。そしてこの時期に是非しておきたいのが芝生の草引きです。芝生が枯れると草が目立つので草引きがしやすくなります。根こそぎ引いてしまいましょう。
過ごしやすい季節に冬の準備をしておきたいですね。
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