◇土づくり
こんにちは。暖かくなってガーデナーにとって楽しい季節がやってきますね。まずはこの季節の庭仕事と言えば、土づくりではないでしょうか?植物の根が十分に張れるような土づくりをしましょう。
良い土でもっとも重要なのが通気性です。根は酸素を吸って二酸化炭素を出しています。通気性が悪いと新鮮な酸素が土の中に入らず、残った二酸化炭素で根が酸欠を起こして窒息します。そして根腐れの原因となります。通気性がいい土とは乾きやすい土の事です。
乾きやすいという事は、排水性がいいということになります。水やりをしてもすっと土にしみこんで、さっと排出する感じですね。でも、それだけではいい土とは言えません。適度な保水性も必要なのです。排水性と保水性のバランスが大切ですし、保肥性も重要なのです。保肥性の高い赤玉土や腐葉土、堆肥などを施して植物を育てましょう。
■鉢植えの土
土づくりもいろいろありますが、基本のブレンド … 赤玉土の小粒6、腐葉土4、元肥、苦土石灰
■寄せ植えの土
株を密植することが多いので、土が乾きやすくなります。その分水やりが増えますので、基本ブレンドに軽石を混ぜて水はけの良い土にしましょう。基本ブレンドが8、軽石が2の割合でいいかと思います。
■ベランダ栽培の土
ベランダや屋上は環境的に土が乾きやすいので急激な乾燥防止と水持ちをよくするために、基本ブレンドに軽量で保水性の高いバーミキュライトを使います。 基本ブレンド8、バーミキュライト2
(※注)保水性がありすぎると夏場蒸れてしまいます。
目的や用途に合わせて、オリジナルブレンドを作ってみましょう。来月も土づくりをご紹介します。
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